学長メッセージ

熊本大学では、2030年の社会を見据え、「熊本大学イニシアティブ2030」を策定し、DX(デジタルトランスフォーメーション)時代の国際社会に対応できるリテラシーを身に付け、高度な英語力と異文化理解の力によりSDGsの達成に貢献できるグローバル人材の育成を目指し、様々なプロジェクトに取り組んでいます。

この度、熊本大学は、学生が所属する新しい学部組織(学士課程)として、DX、数理・データサイエンスの素養を身に付け、DX課題に対応することのできる人材を育成する学部等連係課程「情報融合学環」及び半導体デバイスの製造・評価・開発に携わることのできる人材を育成する「工学部半導体デバイス工学課程」を、令和6年度に設置することを構想しています。

「情報融合学環」には、DS(データサイエンス)総合コース、DS半導体コースを設け、文理融合、実践的教育、学内連携、地域連携、大学間連携により、DX、数理・データサイエンス人材を育成し、卒業後は、データサイエンティストとして企業や行政等、幅広い分野で活躍することを想定しています。また、大学院との接続として、本学の大学院自然科学教育部だけでなく、大学院社会文化科学教育部並びに生命科学系の大学院への進学も可能とする教育プログラムを展開します。

「工学部半導体デバイス工学課程」では、半導体デバイスの製造工程における基盤的専門知識を備え、半導体デバイスの製造・評価・開発に携われる人材、半導体関連エンジニアとして熊本から世界で活躍する人材を育成することに加え、工学部他学科と同様、大学院自然科学教育部博士前期課程と連携した6年一貫の教育プログラムとして整え、専門性をさらに深化することを可能としています。

熊本大学は、「情報融合学環」、「工学部半導体デバイス工学課程」をはじめ、地域が求める人材の育成に向けた教育・研究を推進してまいりますので、ぜひご期待ください。

熊本大学 学長 小川 久雄

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